2015年01月20日

リプレイ「シノビガミ〜インスマス〜」其の一


嵐に見舞われる断崖の上で、一人の少年が怖じ気づく様子もなく妖魔と対峙している。
妖魔は巨大で、その半身が海上からのぞいているにすぎない。 頭は魚のそれのようで、二つの眼が少年の動きを捉えて爛々と光っている。
不意に少年の姿が掻き消え、次の瞬間、捨て身と言わんばかりの勢いで妖魔に突撃した。
一瞬の不意をつかれた妖魔は、その一撃を巨大な右目に受け、悍ましい叫びをあげながらのたうち回る。
その狂乱する動きに巻き込まれた少年は、頭から地面に叩き付けられ、ここまでの疲労も手伝い、立ち上がる気力も最早失ってしまったようだ。
徐々に薄れ行く意識の中で、海中に没する妖魔と、その叫び声が聞こえていたが、やがてそれも聞こえなくなり……。



『シノビガミ 〜インスマス〜』

嵐は未だ去らず……。




お待たせしました! 『シノビガミ』リプレイ第2弾として、2012年暮れに8回に渡って行われたオンラインセッション、シナリオ「インスマス」のリプレイをお届けします。
「インスマス」は、ロール&ロールvol.88に掲載された河嶋陶一朗先生・作の公式シナリオです。H.P.ラヴクラフトのクトゥルフ神話作品「インスマスを覆う影」をベースに再構成したような内容です。が、特にクトゥルフ神話を知らなくても楽しめるでしょう。
今回のセッションは、まだまだ『シノビガミ』を遊び始めたばかりの人間が多くて、今リプレイを読み返してみるとルールの適用が間違っている部分もありますが、そこはサラリと流してもらえればと思います。
また、このリプレイは、『5時から冒険者!』モヒカン担当みそかつ氏の、「おねショタ」覚醒の貴重な瞬間を収録したドキュメントにもなっています。その辺もどうぞお楽しみください!



PC1 レナード・コールマン(PL楽助)
PC2 ルーシー・ブルーム(PLみそかつ)
PC3 スティーヴィー・スペンサー(PLえび)
PC4 カンナ・リー(PL seki)
GM レインメーカー
(敬称略)

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

『シノビガミ』
シナリオ「インスマス」リプレイ


■セッションの準備

1、集うプレイヤーたち

楽助:こんばんh……なにこれ怖い!(笑)
レインメーカー:こんばんは〜、大いなるクトゥルフ様ですよ!
楽助:そうか、クトゥルフ様ってこういうのなんですね……!

どどんとふ上で、マップ画像の代わりにクトゥルフ様のイラストを貼っておいたのでした。

レインメーカー:ご尊顔を拝めてありがたいことです。
楽助:ありがたや〜(這いつくばる
レインメーカー:この絵はだいぶアレンジしてありますが、まあ誰も本物は見たことないので(笑)
楽助:つまり:見たら死ぬ:( ゙゚’ω゚’):
レインメーカー:あるいは発狂しますね。
楽助:クトゥルフ様怖いですね……!
レインメーカー:太平洋の南の方の深海に沈んでいるルルイエという都市で今日も毒電波を送り続けているようです。
楽助:ほうほう!ルルイエってのは都市の名前だったんですね!

レインメーカー:先にキャラクターを拝見してもかまいませんか?
楽助:はーい、こんな感じで作ってまいりました〜。
レインメーカー:むー、まさかの9歳(笑)
楽助:年齢はダイスを振ったらこうなりました(笑)

どどんとふ:「てんなな」がログインしました。

どどんとふ:「みそかつ」がログインしました。

えび:|:)ドウモ、海鮮類です。
みそかつ:こんばんは。ツイッターのアイドル神主みそかつちゃんです。
楽助:こんばんは!
みそかつ:ここでちょっと(私が)悲しいお知らせが。せっかくサイトでキャラクターつくったのに、忍法とかが消えてました。私も消えたいです(笑)
楽助:なんと……!
えび:|:)登録できてなかったのか......。
みそかつ:設定の文章とか名前の欄は無事でした。いちおう、バックアップというかテキストファイルに能力値をコピペしておいたので。今、それを参考に入力してます。
レインメーカー:了解です。

みそかつ:レナードくんって9歳なの……? うーん、私のPC2、21歳のキャラクターにしてしまったなぁ。年齢下げようかな(笑)
えび:医者が下げすぎるのはまずいのでは? 医者の卵か。
みそかつ:えびSANはいくつやっけ?(笑)
えび:SAN(3)です。
みそかつ:SAN3なら死ヌシカナイネー。
えび:あ、年齢は29デス。
みそかつ:キャメラマンですね。
えび:特ダネォォォヨコセェェェ。
みそかつ:レナードのキャラクターシートの絵がかわいい……(笑) あれ、レナードの能力って流派の能力2つだけど、ハグレモノだから?
楽助:あ、下位流派(でしたっけ?)選択したので流派の能力は二つなんですー。
みそかつ:下位流派ってルールブック4かな? 4はもってないんだ(笑)
えび:弐ですのう。
みそかつ:2は持ってる(笑)
楽助:龍のやつ見て作りました!
レインメーカー::ルールはえびさん担当だ。
みそかつ:へえ……、下位のほうが使える技が広がるなぁ。
えび:参や龍だと、秘伝忍法といって、下位流派じゃとれない忍法も出るので、一概に下位がよいともいいきれない。
みそかつ:ニャルラトホテプ(訳:なるほど)
楽助:どっちもすてがたいですよね!



2、余談

レインメーカー:ところでみそかつさんはシンビガミは初めてですね?
みそかつ:え、そうだっけ?
楽助:おぉう!
えび:( ・・)はいなはいな。
レインメーカー:シノビガミでわからないことは全部えびさんに聞いてください。
えび:(・・)Σ
みそかつ:はい。丸投げします。
レインメーカー:楽助さん、クトゥルフ神話のことで聞きたいことはみそかつさんに聞いてください。
楽助:はい! クトゥルフのことは全然わからないのでいろいろお聞きすると思いますよろしくお願いします!
みそかつ:……てか、初めてじゃないよ。一緒にプレイしたでしょう?
レインメーカー:あ、一回やったわ。俺の校歌を聞け! ってやつだ。
みそかつ:そうそう(笑)
楽助:校歌(笑)
みそかつ:ゴールデンマイク? をめぐって学校バトル!
レインメーカー:どう終わったのか覚えてない(笑)
みそかつ:レインさんの30代のおっさんキャラの秘密「あなたの正体はボーカロイドだ」で爆笑して終わったよ。
楽助:なんと(笑)
えび:( ・・)なんて終わりだ......。
みそかつ:クライマックスで、レインさんのおっさんキャラ(用務員)が、トータルリコールみたいに頭が真っ二つに割れて中からボーカロイドがでてきた、というオチで死ぬほど笑った(笑)
レインメーカー:チャン・リンシャンという中国人の学食のおっさんの正体は、なんと中国で売り出し中のボーカロイドシャオ・ロンパオだった!
楽助:なんかもうサタスペのような(笑)
レインメーカー:懐かしい(笑)
みそかつ:あ、ごめん。時間来てたね(笑)
それじゃあ、ゲームマスターおなしゃす。
レインメーカー:はい。それでは始めましょう!

楽助:よろしくおねがいしまーす!
えび:よろしくおねがいしまーす。
レインメーカー:『シノビガミ』シナリオ「インスマス」開幕です! よろしくお願いします。



■導入フェイズ

1、レナード・コールマン 〜目覚め〜

レインメーカー→GM:それじゃあ、導入です。PC1から始まります。準備はいいですか?
楽助→レナード:はぁい(`・ω・´;)ノ
GM:レナードが目覚めると、そこには見知らぬ天井があった。実はルーシーの家ですね。ルーシーもいつでも登場どうぞ。
みそかつ→ルーシー:レナード=サンがおきるまで待機します(笑)
レナード:では、ぱちっと目を開けて周りをきょろきょろ見ます。「ここは……?」
ルーシー:「あら? 目が覚めたみたいね」まるではかったかのように、レナードが目覚めると同時に扉が開き登場します。
レナード:「おねえちゃん、だーれ?」まだ状況が把握しきれてないので不安そうにしてます。
GM:消毒液の匂いとかするんでしょうね。
ルーシー:あと、怪しげな薬草が発酵した匂いとか、動物の内臓が乾燥した匂いとか、粉々に砕いた鉱物の匂いとかがします。
「起きたんだ。君は海岸の方でひっくり返っていたんだよ。私の名前はルーシー・ブルーム。君のお名前は?」とお姉さん視点。「ここはブルーム博士の治療院だよ」
レナード:「ルーシーおねえちゃん。助けてくれてありがとう。僕はレナード。レナード・コールマンです」お姉さんが優しかったので安心しつつ、室内の様子には怯えてる。
レナード:「ブルーム博士……。おねえちゃんは病院の人なの?」
ルーシー:「見慣れないものがたくさんある部屋でビックリした? ここはインスマスで二件しかない治療所の一つだよ。ジモッティーからは結構人気のある場所だと思うよ。院長のブルーム博士……、あ、私のおじいちゃんは変人だけど。私は、ここで博士の助手兼、看護婦をしているんだよ。レナードくんは、どこの子? この町の子かな?」
レナード:「そうなんだ。おねえちゃんすごいんだねー……。ここ、インスマスっていうの……? 僕のおうち、どこかわかんない。覚えてない」自分でも分からないことに、今思い至ったという感じでオロオロしつつ。
ルーシー:「そうなんだ。お家が見つかるまでここにいてもいいから、心配しないで」
レナード:「おねえちゃん、ありがとー。僕もお家に帰りたいからがんばる」べそべそ泣きつつ安心したのでルーシーさんに抱きつきます。
ルーシー:レナードくんをナデナデします。
GM:それじゃ扉の向こうで、パリーン、という何かガラスが割れる音が聞こえたかと思うと、扉がバンっと開きます。
レナード:ひぃ!
GM:「うううううううるしゃいいいいいい! いいいいいいい今ななななんんじだとおおおおおおもっとおおおおおるんじゃあああああ」とブルーム博士がプルプルしながら怒ってます。
レナード:「わぁぁああ︎ ごめんなさい! ごめんなさい!!」ぶわっと泣きながら謝ります!
ルーシー:「おじいちゃんは、さっきまで寝てたでしょう? 患者さんに悪影響だから出て行って」とブルーム博士をドアの外に押しのけます。
GM:「んんんんんん!? るるるるるるううううううううしいいいいいいいいい、いつの間に、こんな子があああああ!? わひいいいのおおおお、ひひひひ、ひまごほおおおおおおお!」博士はその場でタップダンス始めます。喜びの表現。
ルーシー:「ひ孫って……、私まだ結婚してないわよ。それよりおじいちゃん。今日は星がきれいだから占星術の観測にちょうどいいんじゃないかしら?」と誘導します。
レナード:「ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!! おじゃましてます!!!」持ってるクマのぬいぐるみをぎゅーっと抱きしめつつ、こう壁の方に逃げてます。博士怖いよぉ!(笑)
GM:たっかたっっかたかたたたん! タップ踏みながら奥の部屋にまた消えて行きます、……パタン。
レナード:「……おねえちゃんの、おじーちゃん?」涙目でルーシーさんの服の裾を引っ張りつつ(笑)
ルーシー:「ごめんね? びっくりしたでしょう。あれがうちのおじいちゃん。ブルーム博士。もう頭の方がアレになっちゃっていて自分で、魔術師、医師、錬金術師、学者だのいろいろ主張しているけど治療の腕は確かよ」
レナード:「ブルーム博士。すごい人は、変わってるって言うよね。すごいね。……おねえちゃん、ごめんね。ちょっとの間、よろしくね?」
ルーシー:「ええ、よろしくね。レナード君」
GM:終わり、でいいかな?
レナード:はーい! オッケーです!

PC1 レナード・コールマン
年齢:9 性別:男 信念:情 表の顔:子供
階級:中忍 流派:ハグレモノ(不知火)
気弱で臆病かつ泣き虫な少年。わりとすぐ謝る。人見知りも激しいが一度懐くとにこにこべったり。ヒューという名前のおおきなクマのぬいぐるみをいつも抱いている。身体能力はわりと低めというか鈍くさいが感は鋭い。記憶がないせいで今は不安でいっぱい。早く記憶を取り戻してお家に帰れたらいいなぁと思っている。

【使命】
推奨:ハグレモノ
あなたは、謎の怪物に襲われた。そのショックで記憶の一部を失っている。重傷を負ったあなたは、インスマスという田舎町で目覚めた。あなたの【使命】は、自分の記憶を取り戻すことである。


レナード9歳.png



2、スティーヴィー・スペンサー 〜ギルマン・ハウス・ホテル〜

GM:次はPC3です。 
えび→スティーヴィー:はーい。
GM:この街は、半数以上が空き家で寂れてます。そんな街なので、たまに来る旅行者の泊まる宿は決まっています。君はその、インスマスに一軒しかないというホテルの入り口にたどり着いた。
「ギルマン・ハウス・ホテル」と、薄汚れた看板には記されている。創業は1830年と言った銘板も見える。
君は年季の入った黒ずんだ木製のドアに手をかけた。
スティーヴィー:「ふん、なんてボロい建物なんだ」とかいいながら。
GM:扉を開ける。……すると、妙に生臭い。そう、腐った魚のよおうな匂いが鼻腔をくすぐる。ぱっと見た感じでは誰もいない。
スティーヴィー:うえー。「掃除もしてないのか、ここは! おい、従業員、従業員!」
GM:沈黙……。いや、奥の方で何か気配がする。やがて、ヒョコヒョコと奇妙な歩き方をしながら、ボーイ風の男が姿を現す。
スティーヴィー:「やっと出てきたか。お前、ここのボーイだな?」
GM:「……」ボーイは君の方を珍しいモノを見るように見つめている。そして、君も同じように、相手の姿を見て凝視せざるを得ないだろう。
ルーシー:目玉は腐ったように淀んだ黄色で、むき出された歯の色もそれに同じ、口元からは魚が腐ったようなにおいが漂い、スティーヴィーに話しかける。
GM:そうそう、説明ありがとう(笑)
スティーヴィー:「……(いや待て、ここまでひどいボーイがいるか!!)」
GM:「…お、……おきゃく……だな……」
スティーヴィー:「そうだ。」いばりっ。嫌な客だ。
GM:ボーイはおもむろに、スティーヴィーの荷物に手をかけようとする。
スティーヴィー:「待て、待て、そんな腐った魚の手で俺の荷物に触れる気か。自分で持っていく」
GM:そして荷物を持って、一人で奥の方へ行ってしまう。
スティーヴィー:「Oh、なんて人の話を聞かないやつなんだ!」仕方ない、追いかけよう、ずかずかと。
GM:「……お、重い」ドサッ、荷物を落とします。その魚のような眼を見開きながら必死で引きずって行きます。ズリリ、ズリリ……。
スティーヴィー:「やめろ、壊れたらどうしてくれる。その手を離せ!」うがー。手を引き剥がそうとする。
GM:(ボーイに扮して)「あ……。お、…おやじにもぶたれたこと、ないのに…。ぼ、ぼくが…、いちばん…荷物運び上手い…のに……。」
ルーシー:ビリッ! スティーヴィーは振りほどかれた手に何かを掴んでいることに気が付いた。最初はシャツの切れ端かと思ったが、これは……、魚の鱗に見える。だがどこに魚なんていたのだろうか!?
GM:手に鱗がついちゃったね、スティーヴィー。
スティーヴィー:「一番だかなんだか知らんが……うおっ」
GM:そんなこんなしてると、「何の騒ぎだ?」と、奥の部屋から声がします。扉が開けられると、またもやむせ返るような魚の腐った匂いがスティーヴィーを襲う。出て来た人物は、小太りの白人で、やはり、どことなくその顔も魚を思わせる。
「おや、これはこれは……」男は急に和やかな魚顔になり、スティーヴィーの方にやってきます。
スティーヴィー:「なんだお前は、ええい、鼻が曲がる」手ぶんぶん。
GM:「これは、またこやつめが粗相をしでかしましたかな」そう言うなり、小太りの白人はボーイの顔をグーで殴ります。「このグズめ。さっさとお客様を案内せんか!」ボーイは目が覚めたように、シャキッとする。
スティーヴィー:「支配人か? なら客の荷物を引き摺るやつにボーイを名乗らせ……!?」文句を最後まで言わせてもらえない急展開。なんだここは!?
GM:そして必死でスティーヴィーの荷物を引きずっていく。
スティーヴィー:「ええい、だから引き摺るなァ!」うがーっ。
GM:「わたしはこのホテルのオーナーで、カール・ギルマンと申します」と、妙にぬらぬらした名刺を取り出して、スティーヴィーの手に握らせる。その感触の悍ましさに、スティーヴィーはぞっとする。
スティーヴィー:ち、と舌打ちしてボーイは見送る。壊れてたらただじゃすまさんぞ。
「スティーヴィー・スペンサーだ……」 こいつもか!
GM:「このホテルは、インスマス随一のサービスで有名でしてな、どうぞごゆっくり逗留してくだされ」握手。ブンブンブン! ブンブンブンブンブン!
スティーヴィー:握手! ここまでおぞましい握手は生まれてこの方初めてだ!
「あ、ああ、なるべく長く留まらんようにしてやるからその手を離せ」
GM:ブンブンブンブンブンブンブンブンブン! ブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブンブン!!!!
スティーヴィー:「腕を千切る気か!」ブンブンブンブン。
GM:「それでは私は忙しいので、これで。そうそう、また嵐が近づいて来ているようですよ。外出の際はお気をつけて」カール・ギルマンは事務所らしい部屋に姿を消す。スティーヴィーは、不意に辺りの空気が冷たくなったような気がした。
スティーヴィー:「ぐ、ぐぐぐ、なんと腹の立つ奴、このアメリカンドリーム全盛期にこんなホテルが」ぶつぶつ……。「扉の建て付けまで悪いようだな!」
GM:「ふわああああ!!!」ボーイの悲鳴が聞こえた。ドンガラガッシャン!
スティーヴィー:「く、この上カメラまで壊されたら特ダネどころではないぞ!なんて街だ!」 と、奥へ駆けていって終わりとしましょう。
GM:はーい。

PC3 スティーヴィー・スペンサー
年齢:29 性別:男 信念:我 表の顔:雑誌記者
階級:中忍 流派:斜歯忍軍

【使命】
推奨:斜歯忍軍
あなたは、インスマスを取材にきた記者である。現在、ギルマン・ハウス・ホテルに宿泊中だ。プライズ「心霊カメラ」を持っている。あなたの【使命】は、この「心霊カメラ」で特ダネ写真を撮ってくることである。

プライズ:心霊カメラ
【使命】 
自分がシーンに登場しているとき、何かが起こったら使用できる。2D6を振って「忍術」の分野からランダムに選んだ特技で判定を行う。成功すると、そのシーンの好きな風景を写真に撮影することができる。この風景に、妖魔の血を引く人物が写っていた場合、その人物の本性が写る。このプライズは、1シーンに一度使用できる。



3、ルーシー・ブルーム 〜教会〜

GM:お待たせのPC2。時間が深夜になります。
ルーシー:え、PC2ってPC1と統合じゃないの? かなりくっちゃべってたけど?(笑)
GM:雨がシトシトと降っています。妙に生暖かい夜です。
ルーシー:それってレナードのOPのあと?
GM:そうです。ここはインスマス教会の礼拝堂です。
ルーシー:ふむー。
GM:祭壇の上には、何やら海の生物を模したような彫像が置かれており、また、周囲を見回すと、やはり同じような海生生物をあしらったレリーフがあります。ルーシーの持つカンテラがそれらに不気味な影を落とします。

雨が降り続いている。
静かな雨だ。
ルーシー・ブルームは待つ。
不意に闇の中から声が……、とても甲高い鳥がさえずるような声が、聞こえてくる。
ルーシーは声の主を知っている。
フレドリック・マーシュ司祭だ。

GM:(マーシュ司祭に扮して)「……して、その少年、無事なのか?」
ルーシー:「はい、司祭様」
GM:(マーシュ司祭に扮して)「なによりだな。まさかあんな少年が……」

ザーーーーーーーーー…………
雨が強くなってくる。

GM:(マーシュ司祭に扮して)「気をつけよ。アーカムの同志から、得体の知れぬ奴らがインスマスに入り込んでくると報告があった」

ザーーーーーーーーーーーーー………………
さらに強まる雨脚。

GM:(マーシュ司祭に扮して)「ニンジャ、か……。厄介な存在だ。だが我々には神の加護がある」
ルーシー:「はい、神の力の前にはニンジャなど無力も同然」

カッ! ゴロゴロゴロゴロ…………
激しさを増した雨はついに稲妻を呼び寄せる。

ルーシー:「じきにすべての定命の存在が不死なる神の御前に額(ぬか)づくでしょう」
GM:稲光がマーシュ司祭を照らしだす。

異形ーー。
ルーシーはその姿を見慣れたと思い込んでいた。
だが……、眼を背けずにはいられない。
ゆっくりと、マーシュ司祭がルーシーのもとへ歩んでくる気配がする。

ルーシー:トカゲのような筋張った骨格に張り付くような薄い皮膚と厚い鱗。目は大きく開かれており、とても人間の顔とは思えなかった。しかし、よく見てみればそれはトカゲではない。魚なのだ。
見よあの首元に動くヒダを。それはヒダに非ず鰓である。
見よあの瞼もなく見開き続ける眼を……。
GM:ペタリ……、ペタリ……。妙な足音が聞こえる。そしてルーシーの前で立ち止まり……、「頼りにしておるぞ……」甲高く、優しげな声でルーシーを包容する。
ルーシー:「おまかせあれ、必ずやあなた様の望むようにいたします」

ピカッ! ゴロゴロゴロ…………

GM:マーシュ司祭の眼が稲光を反射して光る。ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……。


雨は降り続ける……。


GM:終わり。

PC2 ルーシー・ブルーム
年齢:21 性別:女 信念:情 表の顔:看護師・研究助手
階級:中忍 流派:穏忍の血統
西暦1927年のアメリカ合衆国、マサチューセッツ州インスマスに住むアメリカ人。正確にはアメリカ育ちのナニカ……、なのかもしれない。自称ブルーム博士の孫娘。ブルーム博士はインスマスで民間治療を行う医者で、少々ボケているものの正確な治療の腕で正常な市民はマーシュ一族の医者(こちらは免許アリ)よりブルーム博士を利用する。彼女が博士とのはっきりした血縁関係にあるという証拠は何もないが、ルーシーは博士の世話や助手を務め、博士もルーシーに対して特に疑問を抱いていないようだ。父親譲りだというリボルバー(コルト・ピースメーカー)とショットガン(ウィンチェスターM1887)を自在に操り博士の手ほどきから妖術と医術にも詳しい。なおブルーム博士についてはクトゥルフ神話TRPGのサプリ『インスマスからの脱出』P51を参考の事。

【使命】
推奨:穏忍の血統
あなたは、インスマスという田舎町に住む医者である。あなたは、散歩の途中、深い傷を負って倒れているPC1を見つけ、医者としての使命感から自分の病院に連れ帰った。あなたの【使命】は、PC1を殺さないようにすることである。



4、カンナ・リー 〜バス停〜

(ここからPC4プレイヤーのsekiさんが合流)

GM:嵐の去ったバス停で、カンナはバスを待っている。
seki→カンナ:「サームウェーァ♪ ビヨーンザシー♪」
GM:近くの売店の男がしきりにカンナのインスマス往きをなだめていたようだが、カンナには強い決意があった。バスがゆるりとカーブを曲がりカンナの前で停車する。
カンナ:「シ-ズデェーアウォッチンフォミー♪」
GM:バスの扉が開き、数人の陰気な男が下りて来てカンナの方を見る。その眼にはどういう表情も読み取れない。
カンナ:「ガンくれてんじゃないよ」
GM:やがて男たちはカンナを見ることに飽きたのか、めいめい違う方向へとゆっくりと歩き出した。……魚臭さだけを残して。

GM:運転手が下りて来て売店に入る。
カンナ:「ittufa-biyondasuta-♪」
GM:新聞とガムを買って、バスに戻る。
カンナ:「アーィネバアゲーンアィルゴーセーリーン♪」
GM:運転手が初めてカンナに気づいたように、ぎょろりと顔を向ける。やはり先ほどと同じで、その貌、眼からは表情が読み取れない。
カンナ:「ガンくれるなって言ってんでしょ、玉踏み潰すよ?」(歌うのに飽きたので金鶏に火をつけ吸います。
GM:運転手はガムの包みを開け、その広く分厚い唇を奇妙に動かしながら、咀嚼を始めた。そして新聞を読み始める。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

GM:運転手がガムをかむ音だけが、静かなバス停を満たす。
カンナ:ペッ(運転手の後頭部につばをはきかけます

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ……。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

カンナ:(ビキビキビキ

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

くっちゃくっちゃくっちゃっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃくっちゃ………。

カンナ:GM! この糞運転手に発砲していいですか!?
GM:ふと、運転手が腕時計を見て、思い出したかのように運転席に戻る。
カンナ:運転私がやるから! 免許持ってないけど!
GM:やると、インスマスにいけなくなるかもよ(笑) 運転手はカンナの方を見ている。乗るの? 乗らないの?
カンナ:乗ります。バスのハンドルにつばを吐きかけたあと。
GM:カンナの行動を待たず、運転手はエンジンをかけ、ゆっくりとバスを通りに向かって移動し始める。小雨が降る中、バスはインスマスへ向けて出発する。

GM:運転手が運転席から後ろを見る。乗ってる?
カンナ:乗ってる。
GM:運転手は黙々と運転を続ける。
しばらくすると、高台を走る道に出て、眼下に港町が見えてくる。
カンナ:「あったしゃあっらーばーまかーらるいじーあなーへー♪」金鶏を吹かしながら窓を眺めます。(ハーヴェイ……)
GM:街の真ん中に大きな川が流れ、その川を挟むような形で作られた街のようだが、なんだか古くさい寂れた印象を受ける。
カンナ:「おーすーざんななくーのじゃーないー♪」
GM:ひときわ眼を引くのは、街の中心の広場にある教会だが、それもくすんだ色をしており、すでに神はここにいないんじゃないかという、不安な気持ちにさせる。
街の反対側は沼沢地になっており、インスマスへの交通が途絶えた理由がわかる。
カンナ:(神なんて居ない。居てたまるか、信じられるのは自分だけだ。私の名がその証明だ……。もしいたとして、ぶっ殺してやらぁ)
GM:やがて、バスはインスマスの街に入って行くが、高台から感じた印象通り、どうにも妖しい雰囲気をたたえた街だ。
カンナ:「これまた……、ファッキンド糞ビッチな町だこと」
GM:数人の住民を見たが、一様に生気のない、蛙か魚のような貌をしたモノばかりだ。
カンナ:「こんな所に居るのかねェ……」
GM:バス停に着く。
カンナ:「どいつもこいつも千葉県民みたいなツラだし……」
GM:運転手が「降りろ」とでも言いたげに、カンナの方を振り向く。
カンナ:「ガンくれんなって何度いえばわかるのさ?」(運転手の顔にトークンを弾きながら下車します。
GM:運転手も帽子を外しながらバスを降りる。
カンナ:「さっさと帰りたいもんだね……」
GM:カンナがバスを降りて周囲を見回すと、「ギルマン・ハウス」という今にも朽ちそうなホテルがあった。
カンナ:「さぁて、迷子のハーヴェイ坊やを探すとしますか」(タバコに火をつけながらホテルをスルー
GM:ホテルの入り口から、顔を腫らしたボーイ風の男がカンナを見ている。
カンナ:「見てんじゃねえよブ男、タマ潰すぞ」とりあえずホテルをスルーして路地裏に行きます。
GM:ボーイはビクッとして建物の中に逃げて行った。

GM:終わり。

PC4 カンナ・リー
年齢:? 性別:女 信念:情 表の顔:探索者
階級:中忍 流派:ハグレモノ

【使命】
推奨:なし
あなたは、友人である「ハーベイ・ウォルターズ」を追ってインスマスにやって来た探索者である。現在、ギルマン・ハウス・ホテルに宿泊中だ。「ハーベイ」は、インスマスで消息を絶っている。あなたの【使命】は、「ハーベイ」を救い出すことである。




5、インスマスを覆う霧

GM:それじゃあ第1サイクルに入る前に、マスターシーン入ります。
レナード:はーい!
スティーヴィー:ほほう。
GM:レナードに登場願います。
レナード:はい(`・ω・´;)
ルーシー:がんばってネ。

GM: マスターシーン! レナードが歩いています。
レナード:歩いてます。てくてく。
GM:ここは、霧の濃い場所だ。
レナード:ほうほう、いったいどのへんなんだろう。てくてく。
GM:ふと見ると、ルーシーの家が見える。
レナード:おぉ、ルーシーおねえちゃんのお家。お家が見えるならきっとまだこの辺は安心な場所。てくてく。
GM:しかしルーシーの家は遠ざかって行く。
レナード:遠ざかるのか! それは何ごとが起きてるのかと不安になるな!
GM:濃い霧の中を歩いて行くと、いつの間にか町の中心部、比較的商店の多い地区に来ていた。
レナード:ふむふむ、せっかくだから見て回ろう。てくてく。
GM:霧はレナードを包み込んでは霧散し、またレナードにまとわりついてくる。
レナード:霧、邪魔だなぁ……! って思いつつも、自然現象に文句言っても仕方ないなー、って思ってます。てくてく。
GM:そしてレナードが商店のひとつの店の方ヘ歩いて行くと、そのショーウィンドウには、蛙か魚のような貌になったレナード自身の姿が映る。
レナード:うわぁ! それはびっくりだ! 思わず後ずさりますよ!?

GM:そこでレナードは目覚める。
レナード:起きた! びっくりしたままがばっと飛び起きます。
GM:そこはルーシーが用意してくれた寝所だ。まだ、外は暗い。
レナード:それを思い出すと、ちょっとほっとしつつもさっきの怖い夢を思い出してどきどきしてます。まだ暗いのかー。寝なおそうかな。
GM:いいですよ。今はぐっすり休むといいです……。
レナード:じゃあ、今度は良い夢見れますようにー、って神様にお祈りしながらもう一回布団被って寝ます。ここで神様に祈るとどの神に届くのかは考えないで(笑)


リプレイ「シノビガミ〜インスマス〜」其の二
posted by @rainmaker178 at 01:33| Comment(0) | リプレイ
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